鯖江市地域活性化プランコンテスト

2008年から毎年9月に開催している鯖江市地域活性化プランコンテスト。携わっているいろんな人がいろんな視点から書いています。

第14回鯖江市地域活性化プランコンテスト開催しました

2021年9月18日~20日

 

第14回鯖江地域活性化プランコンテストが開催されました。

 

昨年に引き続き2年目のオンライン開催。

実行委員会を中心に約半年間準備を進めた集大成である3日間をダイジェストでお届けします。

 

【1日目】

初日の朝は皆で集まりmtg。最終確認をしていきます。

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スタッフで気合入れ@学生団体with活動拠点施設らてんぽ

 

午後からはオンラインツールzoomを用い、ガイダンスとアイスブレイクを行いました。

アイスブレイクで初日の緊張をほぐしていきます。

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ゲームをしながらしばしの交流

 

アイスブレイク終了後、各チームプランニングに移り、チームによっては早速ヒアリングを開始するところもありました。

8/21のキックオフからこの3日間まで各チーム、オンライン会議や事前ヒアリングを通してしっかり準備をしてきてくれています。

ヒアリングは学生団体withがタブレットを持って歩き、鯖江市民と参加者をつなげました。

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タブレットを持ちながら西山公園をオンライン散策。

 

その後、市長座談会を開催。

参加者からの質問に市長が直々に答えて下さる貴重な機会です。

質問が絶えません。

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学生達からの質問に答える佐々木市長

 

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佐々木市長と一緒にオンライン集合写真

 

市長座談会終了後、各チームプランニングに戻っていきます。

ヒアリングや市長座談会を通してどのようなプランが出来上がって来るのか。

プランニングは夜まで続きました。

 

【2日目】

 

2日目朝は皆でラジオ体操をして元気に始めていきます。

学生団体withが企画したラジオ体操では鯖江の各場所で体操をするwithメンバーが映し出されます。

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事前に撮影し編集した動画を見ながらみんなでラジオ体操

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ラジオ体操で目が冴えたところで、午後からの中間報告会に向けてプランニングをしていきます。

 

そして中間報告会。

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メンターさん達から質問、アドバイス

各チームの進捗をメンターやアドバイザーに発表し、そこからフィードバックをもらいます。

 

厳しい指摘もありながらも、最終発表に向けて再度ブラッシュアップしていきます。

 

中間報告会後は“目の体操”を実施し、目の疲れをほぐします。

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みんなで一緒に「めがねのまちの目の体操」

この日の夜ごはんは皆でオンライン夕食をしました。

withメンバーは副実行委員長の八田さんが作ってくださったカレーをいただき、お腹も心も満たされます。

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旬亭まつやさんの特製カレー

 

その後各チームプランニングを再開し、最終日に向けて準備を進めていきました。

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プランニング中に一息ポーズ

 

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関西弁が癒しになったチームローズマリー

 

 

【3日目】

 

迎えた最終日、13時30分発表スタート。

 

司会は学生団体withの増永さん。

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最初のプレゼンはチームヒマワリです。

 

プラン名は「めがね婚」

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結婚8年目の夫婦をターゲットにし、8年目の記念に鯖江で眼鏡を作ってもらおうというプランです。

 

このオンラインの合宿中に取っていたInstagramのアンケートでは200人以上の回答を得ていたことや、めがね人口が何人いるのかなど、このプランは裏付けとなる根拠やデータがしっかりと示されており、説得力がありました。

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また、「結婚記念日」をWikipediaで検索してみると、8年目のところに「めがね婚式」がすでに記入されています。このめがね婚式が全国に広がるのも近いのかもしれませんね。

 

次にチームツツジからは

「サバレッシュサウナの街 鯖江

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鯖江にサウナを作って、都心部の若者に鯖江にリフレッシュしに来てもらおうというプランです。

空前のサウナブームにある今、サウナだけではなく鯖江にある自然や人、料理、お寺などにも触れていただくことでリフレッシュしてもらいます。

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このプラン実現によって、全国から“ととのう”体験をしに大勢の人が鯖江に訪れそうですね。

このチームでは1人が福井出身だったこともあり、現地ヒアリングへ出かけていくことができました。

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ラポーゼかわださんに周辺案内してもらう参加者

 

このプランの舞台である、ラポーゼかわださんも実現に向けて実際に考えて下さっており、今後一緒に進めていくそうです。さらに、井波木材さんにはサウナの設計図まで書いていただき、建築の見積もりまで作っていただきました。

 

3番目の発表はチームサクラより、「さばえあおっさ図鑑」。

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鯖江の“人の魅力”をもっとPRしていこうというプランです。

事前のヒアリングや合宿中での鯖江の人々からお話を伺っていくうちに、鯖江の人の良さ・優しさに触れたことでこのプランが出てきたのだと思います。

 

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鯖江の人と交流するきっかけを作り、そして移住するきっかけとしていく―。

このプランではwebサイトと連携していくものとなっており、その運営は既存の制度にある移住支援員さんに委託するというやり方をしていくそうです。

 

続いてチームシクラメンからは「こども市長4000人のまちサバエ」。

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子供たちが主体的・日常的に町の課題に取り組むまちを目指し、webサービスである「さばのめ!」を提案しました。

 

小学校の総合学習の時間に、地域の大人が書き込んだ課題に対して子供たちが課題に対する解決アイデアを出していきます。アイデアの補助は大学生が入って行い、小学生を巻き込んだ町づくりが可能となります。

小学校教育に組み込んでいくことで鯖江の将来の担い手育成にもつながりそうです。

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次にチームコスモスからは

プラン名「コスモシティSABAE」。

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このタイトルはチーム名からもじって作られたそう。

発表冒頭は宇宙のBGMを3人で歌うところから始まりました。

なんとなく映画が始まりそうな雰囲気でわくわく。

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鯖江の技術を生かして鯖江産の衛星を作り、オープンデータのまち鯖江だからこその活用案です。

衛星データを用いての具体案も提示されており、私たちのよりスマートな未来が浮かび上がってきます。さらに、鯖江の小学生・中学生・高校生にも宇宙教育を導入することも提案。世界を超えて宇宙に目を向けた壮大なプランとなっています。

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そして最後にチームローズマリーからは

「ZOURI Project」。

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草履をはくことで、日本一姿勢が良い町さばえを目指そうというプラン。

このプランが発表された時、会場のいる人の姿勢がなんとなく伸びたような…(笑)。

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草履をはくことで体の歪みや外反母趾、偏平足の防止になり、健康につながります。

この草履文化を広げていくためにも毎月開催されている『さばぷら』にてワークショップの出店も提案されており、現在プラン実現に向けて進行中です。

 

 

以上が全6チームのプランの紹介です。

 

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審査には鯖江市長の佐々木様、鯖江商工会議所会頭の黒田様、福井信用金庫理事長の岡本様、株式会社Jig.jp取締役会長の福野様、おかみさん会の倉橋様に来ていただきました。

 

発表毎にある審査員からの質疑応答は、参加学生たちが考えたプランをより深めるものとなったと思います。

 

審査中は昨年から恒例となった学生団体withによる漫談が。

運営裏話を話してくれました。

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そしてついに結果発表。まずは優秀賞までの発表です。

 

オーディエンス賞は―――チームヒマワリ

 

今年新設の福野賞は―――チームサクラ

 

優秀賞は―――チームシクラメン&チームツツジ

 

 

そして…気になる最優秀賞は―――。

 

チームヒマワリ!!!

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チームヒマワリはW受賞、おめでとうございます。

 

 

今回のプランコンテストは終了しましたが、参加者の方から「是非鯖江に行きたい!」、「鯖江に移住したい!」という声を耳にしました。このプランコンテストを通じて鯖江のファンになってもらえ本当に嬉しく感じます。

また、商店街をはじめ鯖江の皆様、企業の皆様、関係者の皆様、ご協力いただき本当にありがとうございました。

オンライン開催という新しい形ではありますが、今年も鯖江地域活性化プランコンテストを無事開催することができ、本当に良かったです。ありがとうございました。

 

また、これからもよろしくお願いいたします。

 

発表の様子はYoutube録画にてぜひご覧ください。

youtu.be