鯖江市地域活性化プランコンテスト

2008年から毎年9月に開催している鯖江市地域活性化プランコンテスト。携わっているいろんな人がいろんな視点から書いています。

第13回鯖江市地域活性化プランコンテスト開催(まとめ記事)

2020年9月19日〜21日

第13回鯖江地域活性化プランコンテストが開催されました。

13年間で初のオンライン開催。

実行委員会を中心に約半年間準備を進めた集大成である3日間を、ダイジェストでお届けします。

 

◎1日目

朝から最終スケジュール確認のためミーティング。

緊張の3日間のスタートです。

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3日間の成功を祈り、各配置に分散。運営スタッフ(学生団体with)は3密を防ぐため、4箇所に分かれての作業になります。

つつじホール、らてんぽ、Hana道場、Hana工房。

 

午後からオンラインツールZoom内にて参加者、メンター陣も集合し、ガイダンスを実施。

ガイダンスはさらっと行い、参加者とwithによるアイスブレイクで頭と緊張をほぐします。

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実際に現地で集まれない中、オンラインでも運営メンバーとの親睦を深める企画は貴重です。

 

その後は1日目のメインイベント、牧野市長による座談会が開催されました。

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参加者から挙手制で質問をしてもらい、市長に答えていただく貴重な時間。

市長もメモを取りながら一つ一つ丁寧にご回答していただきました。

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市長座談会が終わり、本格的に各チームにてプランニングを開始します。

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Discordというソフトを用いて、チームごとに分かれて会議をします。

3人×6チームの参加者にそれぞれサポーター(学生団体with)が付き添うことで、プランニングをサポート。メンター陣もアイデアの出し方をアドバイスしたり、豊富な知識量で参加者達のプランを深めていきます。

2日目にある中間報告に向けて、プランニングは夜まで行われました。

 

◎2日目

参加者も運営も朝早い時間から活動をスタート。2日目は地元高校生が企画したラジオ体操で頭と体を活性化させます。

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市役所の方々や高校生もラジオ体操動画に出演。

学生団体withが、事前に鯖江駅や西山公園などさまざまな場所で撮影し、参加者と一緒に体操しました。

朝から体を動かすことで、2日目以降のプランニングに挑みます。

 

午後からは中間報告会。

各チームの進捗をメンターに発表し、フィードバックをもらいます。

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中間報告を終えた後は、長時間パソコンを見ることになる参加者と運営スタッフのために、目の体操を実施。

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その後は3日目の本番発表に向けて、各チームヒアリングを行いながらプランを設計します。

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オンラインでもブレインストーミングを行い、メンターからフィードバックをもらうチーム。

 

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学生団体withがタブレットを持って歩き、鯖江市民と参加者を繋げることでヒアリングも可能にしました。

各々に工夫しながらプランニングを進め、3日目を迎えます…。

 

◎3日目

迎えた最終日、つつじホールにて最終発表会が行われます。

司会は学生団体withOGの小川さん。

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1チーム目はチームワシントン。

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「sa-bapapaプロジェクト」と題し、父親の子育てに関する考え方を改めるプランを発表。

福井県が共働き率の高いことに注目し、父親が家事や育児に関わりやすくなる企画を提案しました。

 

2チーム目はチームニュートン

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福井県出身の3人が、「鯖江立国案」によって、鯖江福井県の拠点化!

専用のアプリによって鯖江に入るためのパスポートを作ることで、パスポートを持っている観光客は特典がもらえる仕組み。

福井県でどこを観光するか悩んだとき、鯖江に行こう!と堂々と言えるコンテンツになっていました。

 

3チーム目はチームミケランジェロ

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鯖江を「日本一論文が書きやすい町」にするため、鯖江の古民家を活用します。

トキワ荘の論文版として、全国の大学生にフィールドワーク対象として鯖江に来てもらい、宿泊施設である古民家、鯖江のオープンデータ活用を図ります。

 

4チーム目はチームシェイクスピア

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鯖江にはさまざまなことに挑戦できる土壌や環境が揃っていることに注目し、「勝手に鯖ギネス」を実施。

鯖江市民による挑戦の渦に、より多くの人が参加して欲しいという思いから生まれたプラン。鯖江市民がさまざまなギネス記録に挑戦することで、鯖江全体を盛り上げます。

 

5チーム目はチームコロンブス

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鯖江市役所東京課」を設置し、鯖江と東京の両方の高校生が互いに訪問することで、鯖江のまちづくりに持続的に参加できるプランになっています。

鯖江と東京、双方にとって魅力的なプランであり、実現可能性もしっかり感じました。

 

最後の6チーム目はチームロック。

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「日本一音の変態が多いまち さばえ」というキャッチフレーズがユニークなプラン。

DTM(デスクトップミュージック)というパソコン上で作る音楽を生かして、ITのまち鯖江と組み合わせます。

学校教育やコンテスト開催など未来から現在までの道筋が立てられており、鯖江との親和性もよかったです。

 

審査には、鯖江市長の牧野様、鯖江商工会議所回頭の黒田様、福井信用金庫理事長の岡本様、夢みらいWe代表の栗山様、株式会社Jig.jp取締役会長の福野様に来ていただきました。

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審査員からの質疑応答も鯖江を想ったものばかりでした。

 

審査中は学生団体withによる漫談会。

約20分の運営裏話を話しました。

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そして結果発表、まずは優秀賞までの発表です。

オーディエンス賞・・・チームロック!

優秀賞・・・・・・・・チームミケランジェロ&チームシェイクスピア!!

そして最優秀賞は・・・

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チームロック!!!

チームロックはW受賞、おめでとうございます。

 

全チームの発表が終わり、エンドムービーを見る会場。

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途中から曲が変わり、牧野市長の姿が。

サプライズ動画として、牧野市長への感謝のムービーに切り替わりました。

 

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第1回からずっと「市長をやりませんか?」のキャッチフレーズを使用させていただき、牧野市長がいたからこそ成り立っていたコンテスト。

牧野市長と創り上げるコンテストは今年で最後です。

13年間、参加者を支え、我々運営を支えてくださった牧野市長に感謝を述べて、コンテストの閉幕としました。

 

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我々学生団体withと共にコンテストに携わっていただいた運営や視聴者の皆様、オンラインでも参加したいと言ってくれた参加者の皆様、そしていつもブログを見て応援してくださっている市民の皆様、本当にありがとうございました。

またこれからも宜しくお願いいたします。

 

発表会の様子はYouTube録画にて是非ご覧ください。

www.youtube.com