鯖江市地域活性化プランコンテスト

2008年から毎年9月に開催している鯖江市地域活性化プランコンテスト。携わっているいろんな人がいろんな視点から書いています。

史上初このプランコンテストをキッカケに移住と就職を決めた人です。

 

はじめまして、

私はつい2週間ほど前に神奈川県から福井県鯖江市に引越し就職しました、

BBT大学初のプラコン参加者であり、

歴代プラコン参加者の中で唯一の移住者である、横井です。

 


(当時Facebookでの自己紹介に使った写真。)

 

 

私が鯖江地域活性化プランコンテスト「市長をやりませんか?」の存在を知ったのは大学の講義がキッカケでした。

 

そこで目にしたのは、8年前のインタビュー動画。

今と変わらぬ姿と熱量でプラコンについて熱く語る竹部さん。

 

第一印象からビビッと来て「これは参加しなくては」と思いその場で即検索。

 

するとタイミングよく募集開始の文字を発見。

 

よく見るとチームでの応募も可能だったので折角ならと講義内で声を掛けてみましたが、結果は反応なし。うちは社会人がほとんどの珍しい大学なのでそもそも応募資格がない人が大半。ちょっと心細かったですが個人で応募することにしました。

 

それから、書類とオンライン面談での選考を経て無事プラコンに参加。

 

発表されたチームメイトを見てみるとそこには京都大学と慶応大学の文字が。

 

何故かそれを見て心臓が早くなる私。

 

おそらく自分にとってはあまり身近な存在ではなかったので、
一体どんな人が来るんだろうと勝手に想像を膨らませてドキドキしてしまったんだと思います。

 

そもそもこういったコンテスト自体参加が初めてです。

雰囲気も人も全く予想がつきませんでした。

 

数日後、サポート役として入ってくれた大学生の野畑さんも交え、チーム内での初の顔合わせを行ないました。

そこで画面越しに映ったのは私の想像とは全く異なり、物腰が柔らかく笑顔の可愛らしい3人。しかもみんな個性的で人懐こく面白い。

 

私もそれなりにオープンな性格だったので、その日からは安心してチームワークに取り組むことができました。

 

参加前は完全に赤の他人だった私達ですが、
あっという間に仲良くなれました。


プラコンでの2ヶ月間を経て、
のばちゃん、山内くん、ひらりん
今ではみんな大好きな人たちです。

 


(山内くん。)


(左から順に株式会社土直漆器さん、野畑さん、私、ひらりん。)


(プラコン終了後 オフ会の写真。野畑さんとひらりん。山内くんは多忙で行けず。)

 

この第14回のプラコンで唯一後悔があるとすれば、メンターに相談するタイミングが遅れてしまったことでしょうか。

 

このコンテストの大前提であり、最大の鬼門となるのが、ワクワク感を刺激する未来創造型でありながら、同時に、かなり高い精度の具体性・実現可能性を求められることです。

 

つまり、自分たちのプランに、実在する人や組織を巻き込まないといけない。

 

「もし本当にやるとしたら」の前提で、
プラン実現のために必要な環境や道具、材料、技術が、
そもそも鯖江にあるのかを検討する必要があるのです。

 

ブレストして出したふわふわなアイデアに芯を通し、
そこに鯖江市に存在する何かで肉付けしていく、
そうやって市長としてのプランを固めていきます。

 

メンター陣は、過去のプラコン参加者で結成されていて、社会経験もチームワーク経験も豊富な大人たちです。もちろんメンター同士でも意見が割れることはあるので、複数人に個別でアプローチするのが一番バランスよくアドバイスをもらうことができます。

 

以下は未来の参加者たちへのアドバイスです。

 

合宿の1ヶ月前からインタビューはガンガンしていきましょう。

それと同時にメンターとのアポはアイデアが固まってない段階から積極的に取りに行ってください。皆さん忙しい社会人なので本当に捕まらないです。なんなら準備期間が開始したらすぐ連絡入れるくらいでちょうど良いと思います。

 

そして、このコンテストの審査員は鯖江市民またはオンライン視聴者です。

最後の最後には、プレゼンの上手さが勝敗を決します。

合宿3日目の午後にはもう本番発表になってしまうので、どんなに遅くとも2日目の夜には発表原稿の着手に入らないと間に合いません。

また、2日目の中間発表のことも考えると、準備期間と合宿1日目でプランはある程度完成している状態が求められます。

 

私と同じ個人応募の皆さん、
チームメンバーとはどんどん仲良くなりましょう。

精神的に追い詰められたとき、メンバーが味方になるか敵になるかは、準備期間中に築いてきた関係性によって決まります。

たとえ予想外のことが続き、どんなに苦しい状況になっても、仲間と笑い合うことさえできれば、案外どうにかなるもんです。

 

結果はどうであれ、最高に楽しい体験になれば儲けもの。

そこに鯖江愛と少しの熱量が加われば、私みたいに市民側に転身しちゃう道も拓けてきますよ。

 

それでは、がんばってください。

 

 

 

 

 

↓以下おまけ写真。

 

 

 

 

 



<書き手>

横井優香
(ビジネス・ブレークスルー大学、NPO法人エル・コミュニティ)

第14回参加(優秀賞:チームツツジ「サバレッシュサウナの街・鯖江」)